キターーーー!!
ついに決まりました!
5月25日にWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥がWBA世界バンタム級タイトルマッチに挑戦することが正式に決定しました。
相手は同級王者のジェイミー・マクドネル(イギリス)で、井上はこれに勝てば3階級制覇することになります。
ようやく決定!
いや~決まってほんとに良かった。
スーパーフライ級ではとてつもない強さを発揮したが故に強すぎて相手が決まらないという試練を味わった井上。笑
全米デビューも好評で第2弾のオファーがあったにもかかわらず、減量苦のため断りバンタム級へと転向することに。
個人的にはスーパーフライ級でシーサケットやエストラーダなんかと戦ってほしかったので、バンタムに行くのはちょっと残念でした。
そんな中、ついにジェイミー・マクドネルとのWBA世界バンタム級タイトルマッチが決定!
これは嬉しい!
仕事の合間にネットでこのニュースを知ってからワクワクが止まらない!(←仕事しろ)
しかしよく受けてくれましたね。
まずはマクドネルの勇気ある決断を賞賛したいと思います!
ジェイミー・マクドネルとは?
WBAバンタム級レギュラー王者ジェイミー・マクドネルはイギリスの32歳で戦績は29勝(13KO)2敗1分。
ちなみにレギュラー王者というのは、簡単に言うと2番手の王者ということになります。
WBAにはスーパー王者というのが存在していて、バンタム級ではライアン・バーネットがスーパー王者でレギュラー王者のマクドネルはその下に位置します。
実質的には他団体で言うランキング1位みたいな感じですね。
マクドネルは海外ではそれなりに知名度のある選手で、以前は亀田3兄弟の3男、亀田和毅に2度勝利しています。
試合展開の予想
マクドネルはオーソドックススタイルで身長が178センチとバンタム級としてはかなりの長身となります。
そのリーチを活かしたジャブとワンツーが主な武器で、ガードも高く懐も深い基本に忠実なボクシングをします。
何試合か観ましたが、高いガードから押しつけるようなジャブを絶え間なく撃ち続け、自分の距離をつくってワンツーという攻撃が多いです。
体が大きいので間違いなくフィジカルが強そうですし、ジャブを撃ちながら前進してくるので、相手にとってはなかなかのプレッシャーになるでしょう。
試合の予想としては、結論から言って井上が勝つ可能性が非常に高いと思います。
正直、負ける要素が見当たらないです。笑
まずスピードが段違いなので、インとアウトを自在にこなす井上を捕まえることは難しいと感じました。
マクドネルとしてはジャブで自分の距離を作ろうとしてくるでしょうが、ハンドスピードも特に速くはなさそうなので井上の目の良さと踏み込みの速さなら、かいくぐって中に入るのは難しくはないでしょう。
接近戦でのショートアッパーなどコンパクトでいいパンチを撃ってくる印象ですがリーチが長いこともあり、いかんせん回転力に差があり過ぎる気がしますね。
おそらく接近戦では、井上の上下の高速コンビネーションには対応できないと思います。
また、マクドネルはガードが高くディフェンスが固いイメージがありますが、ジャブを撃つ時に右のガードが開くクセがありますね。
ここにナルバエス戦で見せたような左フックや左ストレートをカウンターで合わせれば、かなり有効なんじゃないでしょうか。
そうすることである程度ジャブを封じることができますし、ジャブを封じれば前進も止まるでしょう。
ガードが開くことについては井上も会見で言っていたので、両者共に対策してくるかもしれません。見どころの1つになりそうです。
ただマクドネルも体力と耐久力がありそうなので、後半まで粘られた時にスーパーフライから上がってきたばかりの井上が体力的にどうなるのかもポイントですね。
あと井上にとっての問題はマクドネルというよりも、自分の体かもしれません。
これまでも試合中に足がつったり拳を痛めたりなどが多かったので、そういったアクシデントが1番の心配ですね。
バンタムに上げたことで、減量苦が軽減されると思うので良いコンディションで臨んでほしいです。
まとめ
なんか今回の記事ではマクドネルがまるで弱い選手のような印象を持つ方がいるかもしれませんが決してそんなことはありませんし、過小評価しているつもりもありません。
国際的にも知名度のある選手だし、技術的にも体力的にも高いレベルのボクサーだと思います。
ただ井上が別格というだけです。
僕個人の意見ですが、スーパーフライからバンタムに上げての1戦目としてはちょうどいい相手だと思います。
井上の会見の様子ではバンタムに腰を落ち着けてやっていくようなので、その先のバーネットやテテなんかとの対戦を考えたら夢が広がりますね!
ただ、確実にいえるのはボクシングは何が起こるかわからないということです。
今までも勝って当然と思われた選手が、まさかの敗戦を喫する場面を何度も見てきました。
それだけに油断することなく(しないでしょうが)、背筋が凍るような「怪物」井上尚弥の恐ろしい強さを見せてほしいと思います。
5月25日が待ち遠しい!!