WBA・IBFの世界ライトフライ級統一王者である田口良一が5月20日(日)にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と防衛戦を行います。
5月25日の井上尚弥vsマクドネルとともに、非常に楽しみな一戦です!
比嘉の件は残念でしたが村田諒太もしっかり防衛しましたし、田口と井上も良い試合をして日本のボクシングを盛り上げてほしいと思います。
井上や村田と比べて田口の場合は報道量が寂しいですが、結構な好カードですよ!
日本人初!
田口はWBA世界ライトフライ級王者として臨んだ前回の試合で、当時のIBF世界王者のミラン・メリンドに勝利してWBA・IBFの2団体統一王者となりました。
その後、WBAからスーパー王者に認定されています。
今回の試合の何がすごいって、2団体統一王者として防衛戦をするのは日本人で初めてだということです!
しかも相手のブドラーはWBA世界ミニマム級の元スーパー王者で、相手としては申し分ない!
スリリングでタフな試合になりそうです。
それなのに・・・
それなのに試合のテレビ中継(TBS)は5月20日(日)の14時から・・・。
これだけの重みがあって、本物の実力者同士のハイクオリティな試合を日曜の昼下がりに中継って・・・。
もうちょっとなんとかなりませんかねぇ。
いや、わかりますよ。
たしかに地味かもしれない。(笑)
ライトフライは2番目に軽い階級だし、田口も特別個性の強い選手でもないし、ビッグマウスでもない。
でも、口ではエラそうな事は言わないけど、リングの上ではタフで熱い試合を見せてくれるんですよ!
視聴率を取りたい放送局側の都合もわかりますが、だったらもうちょっと事前の報道量を増やしてくれませんかね?
そうすれば知名度も上がって見てくれる人も増えると思うんですよ。
強敵ヘッキー・ブドラーとは?
相手のヘッキー・ブドラーは南アフリカ出身の29歳で、元WBA世界ミニマム級のスーパー王者。
現在はIBF世界ライトフライ級6位で戦績は31勝(10KO)3敗。
田口と統一戦を行ったメリンドとも対戦しており、判定負けにはなったものの、僅差の試合内容でした。
間違いなく強敵でしょう。
ブドラーの印象は、何か飛び抜けてすごい特徴のある選手ではないですが、全てが高いレベルでまとまっている選手。
試合を見る限り、特にパンチがありそうには見えませんが、ボクシングスタイルはアグレッシブで積極的に攻撃してくる印象。
突出した強みがあるわけではない分、これといった弱点も見当たらず、隙がなさそうです。
総合力の勝負になると予想します。
スロースターターの田口としては、序盤をどう上手く戦うかが重要になってくると思います。
ボディを中心に確実にダメージを積み重ねたいですね。
強敵ですが田口はメリンドにも勝ってますし、勝てる可能性は十分にあると思います。
まとめ
なんか感慨深いものがありますね~。
日本王者として井上尚弥を迎え撃ち、ひるむことなく勇敢に戦った田口が、今や8度目の防衛戦に臨む2団体統一世界王者ですよ!
井上とフルラウンド撃ち合う姿を見て、良い選手だなと思ってましたけど、まさかここまでくるとは。笑
井上でも倒せないわけですね。
発言は控えめだけど、強い相手から決して逃げない姿勢がめちゃくちゃカッコイイです。
ブドラーは強いですが、ぜひ勝って日本人初の統一王座防衛を達成してほしいと思います。
メディアの報道は少ないですが、要注目の試合ですよ!