広大な世界を自由に冒険できるオープンワールドのゲームって楽しいですよね!
まるで自分がその世界に入り込んでいるかのようにプレイできたり。
そんなオープンワールドで家を建築できたらどうですかね?
そしてそこに住人を呼び込んで、街を作れたりしたら?
さらに武器や防具を強化したり、アイテムの調合などのやり込み要素が満載だとしたら?
さらにさらに、鉄パイプからロケットランチャーまで豊富な武器で戦う爽快アクションバトルができるなら?
それって最高じゃないですか?
そんな最高のゲームがPS4用ソフト『フォールアウト4(fallout4)』なんです!
フォールアウト4ってどんなゲーム?
『フォールアウト4』は2015年に発売され、対応ハードはPS4だけでなくXboxOne、PCでもプレイすることが出来ます。
ざっくりとしたゲームの内容ですが、舞台は近未来のアメリカで、核戦争後の荒廃した世界で息子を探して旅をするというアクションロールプレイングゲームです。
ゲーム全体の世界観は映画のマッドマックスのような、マンガで言えば北斗の拳みたいな感じ。
フィールドはオープンワールドで街や建物の中を除いて基本的にシームレスに移動できます。
フィールドの広さは最近のオープンワールドゲームの中では中くらいですが、はじめてこの系統のゲームをやる方にはかなり広く感じられると思います。
ただ建物やダンジョンの中は非常に作りこまれているので、マップ全体のボリュームはかなりのものです。
戦闘は基本的に一人称視点(FPS)と三人称視点(TPS)を自由に切り替えられるシューティングアクションですが、近接武器も多数登場するので多彩なバトルが楽しめます。
拾ったがらくたで街づくり
とまあ、ここまではよくあるオープンワールドのRPGなんですが、フォールアウト4の最大の特徴は拾ったアイテムで街を作れるということです!
僕が実際にプレイしていて最も感動したのがこの部分ですね。
このゲームには無数のアイテムが存在します。
武器や防具、回復アイテムはもちろん一見なんの役にも立たなそうな缶や食器から、顕微鏡やタイプライターなどの精密機器まで多種多様です。
本当に多くのアイテムがフィールドや建物内に無造作に転がっていたり、街で売っていたりします。
そのうちのほとんどのアイテムは分解することができ、鉄・木材・アルミなどこれまた様々な素材に変換することができます。
そしてその素材を使って家を建築したり、発電機を作って電灯をつけたり、家具を作ったりできるんです!
さらにそこに住人を呼び込めば、街を作ることができます。
拾ってきたがらくた(アイテム)で街づくりなんて、めちゃめちゃ興奮しませんか?
普通のゲームではバケツや鍋みたいな物は単なる背景の一部であって、動かすこともできないし、取ることすらできません。
フォールアウト4ではそれをアイテムとして所有できて売買も出来るんです。
一見なんの意味も無いようなアイテムに「街づくりの素材」という、収集する意味をちゃんと持たせているんですよね。
またアイテムは分解せずにインテリアとして好きな場所に置いておくこともできます。
なので僕はよくフィールドをぶらついていてがらくたを見つけると、
「おっ、この時計あの部屋のインテリアにちょうどいいな!」
とか考えて、ついつい拾って帰ってしまうんですよね。
そのため、どこに行ってもアイテム収集が楽しくてしょうがない(笑)!
武器や防具を強化
上記のがらくたで街をつくるのと同じように、素材を使って武器や防具を強化することができます。
武器はナイフやバットなどの近接武器からライフルやミニガンなどの長距離武器まで多くの種類があります。
それらの武器・防具のほとんどが素材を使っていろいろな強化・改造ができるんです。
それによって見た目も変わりますし、攻撃力や防御力だけでなく、放射能耐性アップやステルス能力アップなどの追加効果も強化できます。
重厚なメインクエストと膨大なサブクエスト
先ほど書いたように、メインクエストは息子を探して旅に出る話なんですが、まず何と言っても物語の導入部分がすばらしい!!
平和な日常からの突然の緊迫感、そして絶望・・・。
とてもドラマチックな演出のあとにチュートリアル的なイベントがあり、それが終わると核戦争後の荒廃した世界に一人放り出されます。
その世界がまたリアルなんですよ!
いや、グラフィックも普通にはきれいなんですけど、最近のゲームの中では特別リアルってわけじゃない。
絵がきれいとかそういうリアルさではなくて、その世界を感じられるリアルさと言うか。
爆風でふっ飛ばされた家の感じとか、庭に横たわる三輪車とか。
そして細々とでも必死に生きている人々がいれば、略奪をする盗賊集団みたいな奴らや、それに対抗して自警団みたいなのを組織する人達もいます。
さらにそれに加えて放射能で突然変異した動物やモンスターも出現!
まさに無法地帯、カオスです!!(笑)
ある商人の隊列を銃で攻撃してオラついていた盗賊集団が、背後から襲ってきたモンスターにボコボコにされる光景とかをたまに見かけるくらいカオスです(笑)。
そんなカオスな世界でいろいろな集落や街に行き、さまざまな人や勢力と協力したり敵対したりしながら、息子を探すというストーリーです。
このメインクエストも重厚でとても面白いんですが、圧巻は豊富なサブクエストです!
とにかく数がすごいのと内容が濃いんですよ。
単純なおつかいクエストもありますが、サブとは思えないような濃い内容のクエストがたくさんあります。
実際にプレイするとわかりますが、ゲーム中そんなクエストが次から次へと舞い込んできてやりきれないくらいです。いや、マジで(笑)
スキルが魅力的なレベルアップシステム
レベルアップのシステムはシンプルですが奥深いシステムになっています。
基本的に経験値を一定数ためるとレベルアップしますが、経験値を獲得するのは敵を倒した時だけではありません。
新しい場所を発見したり、家を建てたり、武器を強化したり、ゲーム内での様々な行動によって経験値を獲得できます。
そしてレベルアップするとスキルポイントみたいなのが与えられて、それを消費して好きなスキルを獲得することができます。
獲得できるスキルはHPや攻撃力が上昇する基本的なものから、水中で呼吸できたり、放射能で体力が回復するようなユニークなものまで多数。
どのスキルも魅力的なのでレベルアップの度に迷ってしまいます。
プレイスタイルは自分次第
フォールアウト4はとにかく自由なゲームです。
上で説明したようにレベルアップした時にどのスキルを取得するかで全く別のキャラクター育成が楽しめます。
射撃能力重視でガンガン撃ち合うタイプのキャラクターも作れますし、ステルス能力にたけたアサシンタイプ、会話能力を高めて敵を説得していくタイプ、知力系を伸ばして強力な武器を作りまくるタイプなど、様々なキャラクターに育てることができます。
キャラ育成だけでなく、どのようにプレイするかも自由なのでプレイヤー次第となります。
メインストーリーだけでもいくつか分岐があり、プレイヤーの選択によってその後の展開が変わってきますし、サブクエストにもプレイヤーの選択によって展開の変わるものが存在します。
またクエストをほったらかして街づくりに専念するのも自由ですし、レア武器を求めて探索に明け暮れたり、ひたすら敵の拠点を攻撃して回ってストレス解消するのもまた自由です。
気が向いたらまたクエストを再開すればいいので、プレイヤーの数だけプレイスタイルがあると言えるでしょう。
サバイバルモード搭載
フォールアウト4にはサバイバルモードが搭載されていて、サバイバル系のゲームが好きな方はこちらでプレイするのが良いかもしれません。
ゲームの内容が核戦争後の荒廃した世界なのでサバイバル的な要素とは相性がいいです。ただし難易度は跳ね上がりますが(笑)。
通常モードでも調理していない食べ物をそのまま食べると放射能ダメージを受けたり、きちんと睡眠をとると能力値に一時的なボーナスをもらえるなど、ゆる~いサバイバル要素はありました。
しかし、サバイバルモードでプレイするとそれとはガラッと変わり、かなり厳しい制限が設定されます。
空腹やのどの渇き、睡眠不足、病気への感染でステータス低下などのペナルティが発生。
持ち運べるアイテムの重量も大幅に制限され、超過するとダメージを受けたりします。
また一度行ったことのある場所にすぐに戻れるファストトラベルの機能も使えなくなり、回復アイテムの回復速度も低下します。
要するに多くの面で難易度が上がります。
しかし、厳しい制限があるサバイバルモードならではの楽しみもあります。
ストイックに生き残りをかけたプレイをしたい方にはおすすめです。
残念なところ
なんと言ってもバグが多いのが、最大の欠点でしょう。
以前このブログで紹介したスカイリムと同じ開発元が作っているので、ゲームシステムも似ていますが、バグの多さも似ています(笑)。
またたまにフリーズするところも同じですね。
これだけ大規模なオープンワールドで自由度が高いゲームなので、個人的にはある程度のバグは仕方ないとは思いますが、そういうのが絶対に許せないタイプの人はストレスになるかも・・・。
ただこまめなセーブと複数のセーブデータを用意しておけば、深刻な状況になる可能性は低いと思います。
現に僕は600時間以上プレイしていますが、ちょっとしたバグに遭遇することはあっても、もうプレイできないというような深刻な状況になったことは一度もありません。
まとめ
今回はフォールアウト4についてお話してきました。
これだけ大規模なオープンワールドのゲームで本格的な建築やクラフトが楽しめるゲームはそうないと思います。
マインクラフトのようにその分野に特化したものやオンラインゲームなら見かけますが、オフラインで1人プレイ専用となると、同ジャンルでこのゲーム以上のクオリティの物はちょっと心当たりがありません。
まぁ、ごちゃごちゃ言うよりもとにかくプレイしてほしい!
重厚なストーリーなのに自由度が高く、建築やクラフト要素も充実していて、バトルも白熱できる最高のゲームです。
まだプレイしたことのない方はぜひプレイしてみて下さい!