王道のファンタジーRPGをやっていて途中で立ち寄る村や街がすごくステキだったりすると
「魔王退治もいいけど、こんな街でゆっくり暮らしたいなぁ・・・」
なんて思ったことありませんか?
そんな願望をゲームにしたのがニンテンドー3DS用ソフト『ルーンファクトリー4』です!
僕はもちろん普段ゲームをしない僕の嫁さんも大好きな作品で、一時期夫婦でハマりまくりました。笑
日常生活に疲れた人や癒しを求めている人にオススメのゲームです!
僕の嫁さんもハマったくらいなので、女性にもオススメできる作品です。
ルーンファクトリーシリーズとは?
ルーンファクトリーシリーズはファンタジーRPGの世界での生活を楽しめるゲームです。
元々は農業や酪農を中心とした『牧場物語』というゲームから派生したシリーズで、『牧場物語』にファンタジーRPGの要素をミックスしたゲームですね。
主人公は農業をやったり、街の人達と交流を深めたりしてファンタジー世界での生活を送る一方で、フィールドを探索してモンスターと戦ったり、強い武器を手に入れたりしてレベルを上げてストーリーを進めていきます。
4となっていますが、3以前の作品との繋がりはほとんどありませんので過去作をプレイしていなくても全く問題なく楽しめます。
現時点でシリーズ最後の作品であるルーンファクトリー4は、名作と言われた3と並び最も評価が高く、集大成的な作品となっています。
しかし残念ながら開発会社が倒産してしまったため、続編が発売される可能性は極めて低いでしょう。
ちなみに前作の『ルーンファクトリー3』はDS用ソフトですが、こちらも本当に名作です。
システム面などで多少不満はありますが、個人的に雰囲気は3の方が好きですね。
ルーンファクトリー4でできる事
ルーンファクトリー4はファンタジーの世界で生活を楽しむゲームなので、できる事がとにかくたくさんあります。
まずはざっと箇条書きにしてみますね。
・武器や魔法を駆使してモンスターとアクションバトル
・畑で野菜や花を育てて収穫
・ペット(モンスター)を飼育
・街の人達との交流
・街の人達との恋愛、結婚
・釣り
・料理を作る
・お店を開く
・武器や防具、薬などを作る
・自宅のレイアウト
どうですか?
ざっと挙げただけでもこれだけの事ができるんですよ!
これ以外にもお祭りや突発的なイベントなど盛りだくさん。
ゲームの流れとしては朝自宅のベッドで目を覚ますところから1日がスタートするんですが、「今日は何をしようかな?」と考えるのがとても楽しいです。
例えば朝起きて畑の手入れをして、次にペットの世話。
その後、街の人達と会話してレストランで昼食。
午後から街の外に出てモンスターと戦いながら探索。
暗くなったら街に戻って夜釣りを楽しんだ後に家に帰って就寝。
これはあくまで一例ですが、こんな感じで1日が過ぎていきます。
文章で書くと「ずいぶん忙しそうだな」と感じるかもしれませんが、やってみるとサクサク進むのでストレスがたまるようなことはありません。
また、のんびりとプレイしたい人は
「今日は釣りだけをじっくりやろう」とか
「今日はペットを連れてゆっくり森を散策しよう」
とか1日でやる事を絞ればバタバタと忙しくなることもありません。
何をやるにも期限が決まっているわけではないので、自分のペースで進められるんです。
またはじめから全てが出来るわけではなく、徐々にできる事が増えていくので飽きずにプレイできるでしょう。
細かいスキルシステム
ルーンファクトリー4のスキルシステムは非常に細かくてユニークです。
片手武器を使えば片手武器のスキルが、炎の魔法を使えばファイアースキルが上がっていきます。
ここまでは他のRPGでもよくありますよね。
ルーンファクトリーが面白いのはスキルの種類がとても多いことなんです。
武器や防具を作成すると上がる鍛冶スキル、薬品を調合すると上がる調合スキルなどの定番はもちろん、農業をすれば上がる農耕スキルや釣りをすると上がる釣りスキルなんかもあります。
極めつけは歩いているだけでも上がる歩行スキル、ベッドで寝ると上がる睡眠成長スキルまで!笑
これだけ多様なスキルがあるので、行動すればするほど何かしらのスキルが上がっていきます。
やっても無駄という事がほとんど無く、ちょっとした行動でもレベルアップにつながるのでいろいろやってみたくなるんですよね。
魅力的な住人達
街の住人達がみんな個性豊かで魅力的なのもこのゲームの特徴です。
正直ゲームを開始したばかりの時は、全く魅力を感じませんでした。
僕はアニメ風のキャラが苦手なこともあり、妙なテンションで話しかけてくる街の住人達が好きになれなかったんだと思います。
それがゲームを進めみんなと交流を深めていくにつれて、それぞれのキャラの思いや背景が見えてきて、とても魅力的に思えてくるんです。
途中からは住人のみんなが大好きになりました。ほんと、不思議なくらいに。笑
気づけば
「今日はあいつを連れてダンジョンに探索に行こうかな」とか
「あ、今日はあの子の誕生日じゃん!プレゼント渡したろ!」とか考えてる自分がいました。
街の住人とは友好度があり、交流を深めたりプレゼントをあげたりすると友好度が上がり、結婚することもできます。
また一緒に冒険に連れて行けば、共に戦ってくれてレベルもあがりますし、武器や防具を与えて装備させることも可能です。
爽快なバトル
モンスターとの戦闘はアクションRPGとしてはオーソドックスな見下ろし型のアクションバトルです。
ボタン連打でサクサク進められ、魔法や必殺技など標準的なアクションRPGの機能はしっかり備わっています。
難しいわけではないですが、油断するとボコボコにされることもあるので、ちょうどいいバランスではないでしょうか。
また難易度の変更もゲーム中に簡単に出来て便利です。
アクションが苦手な人でも安心して楽しめると思います。
感動できるストーリー
ストーリーは王道的な一本道のストーリーです。
したがって選択によるストーリーの分岐もないし、複雑な人間模様なんかもありませんがその分、変に奇をてらったような話ではないので安心して楽しめて感動できるシナリオだと思います。
これはあくまで僕の感想ですが、ストーリーの良さに加え日頃の住人達とのふれあいによって、この世界に対して感情移入しちゃってるんで、他のRPGとは一味違う感動が味わえたんじゃないかなと思います。
やはり映画でも小説でもそうですけど、良い作品ってこちらが自然と感情移入してしまいますよね。
ルーンファクトリー4は間違いなくそういう作品です。
まとめ
最近のゲームはとても美しくリアルなグラフィックの作品がたくさんありますよね。
それらと比べるとドット絵で見下ろし型のルーンファクトリー4は一見、古臭い印象を受けるかもしれません。
しかしこのゲームをプレイすれば、ゲームの面白さを決めるのはグラフィックではないと気づくでしょう。
これだけいろいろな事ができるゲームなのに、それらの要素がお互い邪魔をせずに全てが高いレベルでまとまっているのはすごいと思います。
ここまでゲームバランスのとれた作品はなかなかないですよ。
2017年10月には、よりお求めやすい価格になって再リリースされています。
僕のようにアニメ風キャラが苦手な人もパッケージのイラストなどで食わず嫌いせずに、ぜひプレイしてほしいです!
本当に名作ですよ!
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