本当に代えた!ハリルホジッチ監督解任で西野朗新監督に!

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日本サッカー協会は4月9日、日本代表のハリルホジッチ監督を解任し、新たに西野朗技術委員長が新監督に就任したと発表しました。

 

W杯まで残り約2ヶ月となっての決断ということで、まさに電撃解任ですね。

 

W杯で同組のポーランドやセネガルなど海外のメディアでも驚きをもって報じられているようです。

日本でもテレビはもちろん、ネットや街中でも様々な意見が飛び交っています。

 

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直前での決断

前回の記事(チーム戦術の無さを個の能力のせいにするハリルジャパン)で、今ならまだ間に合うから解任すべき!みたいな事を書いたんですが、まさか本当にハリルホジッチを解任するとは!

良い悪いは別として、日本サッカー協会がこういった決断ができる組織だとは思っていなかったので正直びっくりしました。

 

この決定についてネットでは、広告代理店やスポンサーの意に反する選手起用をしたからハリルは解任されたみたいな陰謀論まで飛び交っているようですね。

そういった面もあったりはするかもとは思いますが、我々一般のサッカーファンには結局のところ何が本当かはわからない話です。

 

 

個人的にはよくこのタイミングで決断できたなというのが正直な感想です。

もちろん去年までに解任するタイミングは何度もあったのに、ズルズルとこの状態まで放置してきたのはサッカー協会なので、擁護するつもりはサラサラありません。

ただここまでの状況になってしまうと、仮にハリルを続投させても結果がでなければ「たとえ直前でも解任すべきだった!」と批判されるだろうし、解任してだめなら「やはりハリルでいくべきだった!」と批判されるでしょう。

どちらにしても批判を受ける可能性が高い状況で、協会側からアクションを起こしたというのが意外でした。

 

それにしてもタイミングはやはり遅かったですね。

前回の記事でまだ間に合うとは書きましたが、遅いことは間違いないです。

 

解任自体は妥当

タイミングを抜きにすれば、解任自体は妥当な判断でしょう。

 

ここまできたらやり通してほしいという意見もありますが、それは現状を放置した無責任な選択だと思いますね。

よく日本では決まっちゃったんだからしょうがないとか、とにかくここまできたら最後まで貫くべきみたいな意見がまかり通ることがあります。

しかし、貫くべき根拠も無く、現状に明らかな問題があるのにそれを放置するのは正しいとは思えません。

いくら親善試合だとかテストだったとか言っても、W杯前の貴重な強化試合で内容も結果もボロボロの試合を続けては解任も当然です。

もちろん監督交代が失敗に終わる可能性も高いですが、チームが現実に機能していないのを把握しているにもかかわらず、何もしない方がよっぽど問題ではないでしょうか?

 

何度も言いますが、ハリルに任せたままで惨敗したら「なぜ代えなかった!」と批判されることはあっても「惨敗したけどハリルでやりきって良かった!」と言う人は少ないでしょう。

 

『自分達のサッカー』への反動

ブラジルW杯で敗退後、「自分達のサッカー」に対する日本国内での拒否反応が強くなった印象があります。

たしかにザッケローニ監督もそれを標榜していたし、一部の選手がことさら「自分達のサッカー」を強調し、メディアもそれを煽ってました。

 

しかし敗退後には、まるで自分達のサッカーを追及した事が全ての敗因であるかのような報道が目立ちました。

ザックジャパンが自信過剰で「自分達のサッカー」へのこだわりも強すぎたのは事実でしょう。

しかし敗因はコンディション調整の失敗やメンバー固定、協会のキャンプ地選定ミスなど1つではないはずで、「自分達のサッカー」を追求することが全否定されるような風潮には全く賛同できませんでした。

こだわりすぎるのは良くないですが、ベースとして自分達が得意とするサッカーを突き詰めることは絶対に必要な事だと思うんです。

そしてこれまでのハリルジャパンにはこのベースの部分が決定的に欠けていた。

いや、ハリルホジッチにはそのベースがあったが日本代表には合わなかったという表現の方が正しいかもしれません。

世界のスタンダードだろうが自分に合わないスタイルを無理にやろうとすれば、おかしなことになるものです。

 

ハリルジャパンを僕の大好きなボクシングで例えるなら、スピードとコンビネーションで勝負するタイプの非力なアウトボクサーにハードパンチャー相手に真正面から打ち合えと言っているようなものです。

そんな戦い方では勝負になりませんて。笑

アウトボクサーにはアウトボクサーなりの戦い方があって、勝つために自分に合ったスタイルを追求するのは当たり前のことです。

要するに個人の能力に依存したハリルホジッチのサッカーは日本代表には合わなかったということ。

そして自分達に合わないスタイルで戦って勝てるほどW杯は甘くないということ。

ましてや参加国中、最弱の部類に入る日本ならなおさらです。

 

自分達のサッカーをしてもW杯では勝てないという意見もありますが、自分達に合わないサッカーをすれば親善試合すらまともに勝てないのが現実です。

 

まとめ

今回の解任騒動は、世間でも本当に賛否両論ですが、僕としては解任自体は妥当だが時期が遅かったという感想です。

これまでの経緯で1番責任が重いのは、間違いなく協会でしょう。

W杯終了後にはきちんと総括した上で、責任をとっていただきたい(とらないでしょうが)。

 

それにしても西野さん?

昔は日本人監督の中で名将の1人だったのは間違いないですが、現場から離れて時間が経ってますよね?

最後に指揮した名古屋やその前の神戸では期待された結果は出せていません。

 

ハリルジャパンのコーチとして、チームの内情を最も良く知る人物である手倉森さんではダメだったんですかね?

手倉森さんなら仙台での実績もあるし、直近のリオオリンピックで国際舞台の実戦経験もある。

何より現場でやっていたのでブランクとは無縁だし、ハリルジャパンのコーチだったからこそ修正できる課題などがあると思うんですけどね。

まあ引き続きコーチとしてチームに残るようなので、良い方向に持っていってほしいところですけど、やはり西野さんのブランクは気になりますね。

 

とにかく、残り少ない強化試合とメンバー発表に注目です。

 

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